≪櫻井よしこの対談後記≫
　国会は終盤を迎えてなんとも言えない奇妙な空気が漂っています。
　野田佳彦立憲民主代表は、石破政権への不信任案を出すのでしょうか。出さなければ野党第一党の存在意義が問われます。
　出せば石破首相は決議もせずに衆議院を解散すると脅しています。今の石破政権を続けるよりは、一層、不信任案を出させて解散する方がはるかによいと思います。

≪対談で語られた論点≫
　１．「減反見直し」石破首相はコメ改革ができるか
　２．“ドン森山”はやはりJA農協全体を守る
　３．不信任案が出されれば石破首相は即座に解散、大政局？
　４．固定電話による自民党情勢調査は正確なのか
　５．誰も石破内閣の閣僚を選挙応援演説に呼ばない
　６．小泉総裁、高市総裁の可能性あるか
　７．厚生年金を国民年金に充てる立憲案を自民が飲んだ理由
　８．国民民主党はいつの間にか“国民不倫党”？
　９．玉木代表は独断型で党内意見を聞かない
１０．玉木首相になっても民主党議員では閣僚は無理
１１．「山尾志桜里」で逃げる票を計算できなかった
１２．ジョーカー小池都知事は参戦するか
１３．参院東京６人区で自民議席はゼロの可能性
１４．萩生田氏と創生日本は今こそ立ちあがれ！

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞特別記者

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を歴任。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

※ プロフィールは放送日2025.06.06時点の情報です