≪櫻井よしこの対談後記≫
　高市早苗総理大臣の１週間にわたる外交は大成功でした。
　マレーシアのASEAN首脳会談、わが国での日米首脳会談、そして韓国での日韓、日中首脳会談。いずれも目を見張る出来映えでした。
　高市さんが状況を非常によく勉強していたことに加えて、彼女の内面からにじみ出てくる意欲、日本国の国柄に基づいた外交、アジアの役に立ちたいという気持ち、なによりも安倍晋三総理の後継者たらんとするその熱い気持ちが作用したのだと思います。
　トランプ大統領の高市さんに注ぐ眼差しを、石破前首相に注いだ眼差しと比べれば明らかです。

≪対談で語られた論点≫
　１．高市・習近平初会談の評価
　２．日中首脳会談のポイント
　３．なぜ高市首相も習近平主席も表情が硬いか
　４．なぜ中国は突然日本との会談に踏み切ったのか　
　５．空母艦上で手を突き上げた高市首相の笑顔に感動　
　６．高市首相は安倍ブレーンからトランプを勉強
　７． 「８０兆円投資」の新しい狙いと目的が判明
　８．高市首相の南鳥島レアアースの日米共同開発の提案
　９．安倍価値観外交の継承を世界に示せた
１０．メディアが指摘した歴史問題は中、韓は出さず
１１．トランプ氏の高市贔屓で中韓が対応を変えた
１２．米中首脳会談で米国は敗北したのか
１３．高市首相は一刻も早い解散を考えるべきだ
１４．外交映えする首相は長期政権になる

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞特別記者

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を歴任。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

※ プロフィールは放送日2025.10.31時点の情報です