- 2017.01.12
- 一般公開
真珠湾攻撃の意味を変えた首相訪問
『週刊新潮』 2017年1月12日号日本ルネッサンス 第736回皆さんのお目にとまる頃この記事はもう古くなっているかもしれないが、ハワイ州立大学の恩師、ジョージ・アキタ名誉教授は、安倍晋三首相とバラック・オバマ大統領が年末の12月27日、揃って真珠湾を訪れたことをとても喜んでいた。ハワイ生れの日系2世である教授は今年91歳になる。真珠湾攻撃のときは15歳だった。師が語った。「ヨシコさん、日米がより良い友人になることが一番大事なんだよ。僕は毎年、12月7日(真珠湾攻撃の現地時間)のことを思うけれど、75年が経った今回は特に念入りに新聞やテレビのニュースを見た。そして、気づいたよ。かつて真珠湾攻撃にはスニーク・アタック(卑怯な攻撃)という形容詞がつきものだったけれど、今回は殆んどがサプライズ・アタック(奇襲攻撃)に変わっていた。この2つの表現のニュアンスの違いは大きいでしょ。アメリカ人も75年が過ぎて、当時の日本の事情を理解し始めている。安倍首相の語ったように和解を両国関係の基本にすべきなんだよ」...