- 2015.07.18
- 一般公開
日米で翻弄されながら生き抜いたイサム・ノグチの母の生涯
『週刊ダイヤモンド』 2015年7月18日号新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1092 私の手元に『レオニー・ギルモア イサム・ノグチの母の生涯』(彩流社)という500ページを超える大部の書がある。著者はエドワード・マークス氏。1963(昭和38)年、ロサンゼルスで生まれた氏は、現在愛媛大学で英米言語文化論を教える准教授だ。 彫刻家、イサム・ノグチは、波乱の人生を生きた山口淑子(李香蘭)の夫でもあり、その名は日本だけでなく米国でも広く知られている。他方、その母、レオニーは比較的忘れられた存在だった。マークス氏はそのレオニーに光を当て、見事なアメリカンレディの生き方を描いてみせた。...