- 2019.09.05
- 一般公開
香港危機、日本は北京に厳しく警告せよ
『週刊新潮』 2019年9月5日号日本ルネッサンス 第866号1週間前の8月18日、香港で170万人、住民の約4分の1に当たる群衆が街路を埋め尽した。中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対するデモだ。参加者数は凄まじかったが、デモは全体的に統制がとれており、香港人は中国政府の非民主的香港政策を拒否するとの強いメッセージを、全世界にきちんとした形で伝えた。人口750万の香港は14億の北京に力で勝てるはずはなく、国際社会の道理を味方にするしかない。香港人は国際社会の賛同を得るべく、また北京政府につけ入る隙を与えないよう、街頭活動も暴力的局面に至る前に、さっと退いている。ところがその1週間後の25日、香港警察はデモ隊に初めて発砲し、人間を吹き飛ばす程の水圧で鎮圧する放水車も初めて導入した。...