- 2018.11.22
- 一般公開
米中対立、中国の逃れられない弱み
『週刊新潮』 2018年11月22日号日本ルネッサンス 第828回11月9日にワシントンで米中外交・安全保障対話がもたれた。米国側からポンペオ国務長官、マティス国防長官、中国側から楊潔篪(ようけっち)共産党政治局員、魏鳳和(ぎほうわ)国防相が参加した。この閣僚会議は、昨年、習近平主席が米国を訪問した際に、トランプ大統領と合意して設置したものだ。昨年6月に第1回目が開かれ、今回が2回目となる。ポンペオ氏が、「米国は中国との新冷戦を望んでいないし、封じこめるつもりもない」と発言し、楊氏が「中国は改革と平和発展の道にとどまり続ける」と答えたこの対話は、互いに関係を損なわないよう、相手の意図を探り合い、それなりに繕ったことを窺わせる。しかし、内容に踏み込んでみれば、現在の米中関係の厳しさは明白だ。...